今回は難関大入試 漆原晃の物理 [物理基礎・物理] 解法研究を紹介します。
黒い表紙が特徴的な重圧感ある参考書です...
難関大入試解法研究の全体像
全体像はこんな感じです。(個人的感想)
星の数 | 説明 | |
難易度 | ★★★★☆ | 難関大と書かれている通りかなりレベルが高い問題集です。 |
到達度 | ★★★★★ | 問題数が少ないので、網羅性には少し欠けると思います。 |
必要時間 | ★★★★☆ | 問題数は29問ですが、全部で367ページあります。 |
有名度 | ★★★☆☆ | 面白いほどわかるシリーズで有名な漆原先生が著者です。 |
図の多さ | ★★★★☆ | 漆原先生のシリーズは図が多い問題集が多いです。 |
作者は「面白いほどわかる」や「明快解法講座」と同じ漆原晃先生です。
難易度
タイトルに書かれている通り難関大入試を受ける人に向けているので、この問題を解けるようになれば(医学部以外でしたら)ボーダー以上は取れるようになります。
後は志望校の過去問を進めてください。網羅性があまりないのですべての問題を完璧に解くのは難しいと思いますが、レベル的に問題ないでしょう。
同レベルの問題集としては「難問題の系統とその解き方」と「体系物理」が挙げられます。
ターゲット
表紙からわかる通り難関大入試を想定して作られているので、かなり偏差値が高い人向けです。
漆原先生が著作のシリーズを使用してきた人にもおすすめです。
「面白いほど」や「明快解法講座」で学んだ問題の解き方はここでも活かせます。
内容
融合問題が多いのが特徴です。
今までは力学や電磁気学、波動といった分野を独立させて学び、それらの問題を解いてきたと思います。
そのため、熱と電磁気の組み合わせや、力学と波動分野を混ぜた問題などに慣れていない受験生が多いです。
この問題集はそのような差が付きやすい問題をメインに取り扱っています。
問題数は全部で29問と少ないですが、一問一問の設定が複雑で、量が多いです。
解き方を丁寧説明してくれるので、基礎ができている受験生であれば、解説を読んで理解できると思います。
実際の入試において、自力で解けるようになるまで繰り返し、実力をつけていきましょう。
少し単振動の問題が多い気がしましたが、物理学では非常に重要な運動ですので、これには納得です。
もちろん、単振動の問題は入試に頻出ですので、この問題集で勉強したことは大きな力になると思います。
デメリットを挙げるとしたら、やはり問題の数が少ないことでしょうか…
網羅性が少ないのは仕方ありませんので、志望校の過去問等でカバーしましょう。
あと、文字が大きいのはメリットです。
まとめ
今回は難関大入試 漆原晃の物理 解法研究を紹介しました。
黒い表紙がカッコよく、重圧感ある参考書です。