今回はGakkenのよくわかる物理基礎を紹介します。
物理ではなく、物理基礎の参考書ですので注意してください。
全体概要
よくわかる物理基礎の全体概要はこちらです。
項目 | 星の数 | 説明 |
難易度 | ★☆☆☆☆ | 教科書レベルです。 |
到達度 | ★★★☆☆ | 共通テストで平均点を目指せるレベルです。 |
必要時間 | ★★★☆☆ | 索引含めて327ページあります。 |
図の多さ | ★★★★★ | たくさん使っています。ほぼ毎ページにあります。 |
問題の数 | ★★★★☆ | センターの過去問含めて、問題数がかなりあります。 |
有名度 | ★★★★☆ | MY BESTシリーズは有名です。 |
Gakken出版のMY BESTシリーズの参考書です。
難易度
難易度は教科書レベルです。
書かれている内容が教科書と同じように物理基礎の内容の説明、用語の解説が多いです。
取り扱っている例題も教科書に載っているような基礎的な問題で、
内容を理解して公式を覚えていれば解ける問題が多いです。
物理基礎を一度も勉強したことがなく、何か一冊で平均点を目指せる参考書を探している人におすすめです。
また、説明は難しすぎず、簡単すぎずです。
内容の説明がものすごく丁寧…というわけでなく、シンプルな部分が多いです。
内容
特徴を箇条書きで挙げると
・図が多く、イメージが湧きやすい
・例題、問題の数が多い
・カラフルで見やすい
・一冊で完成する
などです。
図が多くイメージが湧きやすい
物理では言葉や式からどのような現象を意味しているのかを考える必要があります。
そこで大切なのは図です。
図を見ることによって、イメージが湧き、どのような現象であるのかを理解することができます。
この参考書は図が多く、力学分野では力の向きと大きさを表す矢印を省くことなく丁寧に書かれていますし、波動分野では波の様子を細かく書いています。
例題・問題の数が多い
例題が86題、問題もそれと同じくらいあります。
例題には答えだけでなく考え方(ヒントのようなもの)が載っているのでどのように考えれば問題が解けるのかを学べます。
問題は例題より少し難しいくらいですが、参考書に書いてある内容を理解していれば十分解けるレベルです。
また、例題、問題とは別に確認テストがあります。
こちらはセンター試験(共通テストの前のバージョン)の問題を使用しています。
物理基礎を学ぶ人の多くは共通テストを受けると思うので傾向を見るためにも良い練習になると思います。
カラフルで見やすい
色に関しては人によるかと思いますが、私はカラフルな方が見やすいと感じます。
青とオレンジがメインカラーとなっており、重要語句やポイントとなる箇所に赤が使われています。
白黒だけでは見にくいと思う方にはお勧めです。
一冊で完成する
説明、例題、単元ごとの問題、確認テストの4種類がそろっているのでこれ一冊で十分共通テスト対策ができると思います。
さらに点数を取りたい人は共通テスト(センター試験)の過去問を買いましょう。
平均点を目指している人はこれ一冊を完璧にしましょう。
注意点
一部、物理基礎ではなく物理の内容を扱っています。
物理の内容を取り扱っている箇所には発展と書かれ、全体的に色使いが変わってはいますが、間違えて勉強してしまう可能性があるので注意してください。
また、この記事を書いた時点(2020年10月)での最新版は2012年発行です。
まとめ
今回はよくわかる物理基礎を紹介しました。
一冊で共通テストの物理基礎対策になります。
是非取り組んでみてください!