大人気参考書、漆原先生の面白いほどわかる本を紹介していきます。
全体概要
項目 | 星の数 | 説明 |
難易度 | ★☆☆☆☆ | 物理につまづいた人でも大丈夫 |
到達度 | ★★☆☆☆ | ひととおり学べます |
図の多さ | ★★★★☆ | イラストを見るだけで雰囲気がつかめるほど図が多いです |
例題の数 | ★★☆☆☆ | 最低限の数はあります。別に問題集が欲しいかも |
有名度 | ★★★★☆ | 分かりやすさに定評があります |
表紙のかわいらしい絵が特徴的な物理の参考書。
しかしこのキャラクターは中には出てきません。
さて、
こちらの参考書は三冊構成になっており、「力学・熱編」「電磁気学編」「原子・波動編」の3つです。
作者はどれも同じで漆原(うるしはら)先生です。
ページ数はそれぞれ
- 力学・熱力学編が320ページ
- 波動・原子編が293ページ
- 電磁気編が301ページ
です。合計約900ページ超えです。
この参考書の目的
試験本番で初めて見る問題でも自力で合格答案を書ける力が効率よく身につけることを目的としています。
非常に重要なことをこんなに短くまとめて書けるなんてすごいですよね。
シンプルな万能解法が書かれています。問題の解き方の手順を示したうえでシンプルに書かれているのでどのように取り組めばよいかが身につきます。
物理ではよく理解したつもりになっても、いざ問題を目の前にすると全く解けないことがあるので、このような解き方の手順が示されている参考書は便利です。
内容
物理基礎の部分が分かりやすくなっているため、物理基礎だけを学びたい人にもおすすめです。
内容は大きく4つに分けられます。それが
「story」「point」「チェック問題」「まとめ」
です。
「story」は説明部分です。これから学ぶことをわかりやすく説明してくれます。
「point」は story で出てきた公式や重要語句をピックアップして、確認のために載せているコーナーです。
また、間違えやすいポイントを教えてくれるのがうれしいです。
ただ問題数が最低限ですので他の問題集を買うことをおすすめします。
会話形式
storyは生徒との対話形式で進みます。
~だ。~である。のような口調ではなく、話し言葉で書かれているため文字を読むのが嫌いな人でも、比較的なじみやすいと思います。
しかし、文中にある「キミ」「オッケー」「ブブー」などのカタカナが少し気になるかもしれません。
文章中に出てくる生徒は無駄のない、理解を深めるための良い質問ばかりしますがそこは気にしないでいきましょう
その他
アマゾンでの試し読みが結構できます。
購入を検討されている方は是非見てください!
問題の解答のほかに別解があります。
いろいろと情報を集めていると、物理が難しく挫折した人がこの本に出会い、そのわかりやすさのおかげで物理が得意になったという話をよく見かけました。youtubeなどでも検索してみてください
まとめ
今回は漆原晃の物理基礎・物理が面白いほどわかる本を紹介させていただきました。
受験生からとても評判がよく、物理が苦手と感じた人には是非一冊目に取り組んでほしい参考書です。