今回は物理基礎問題精講を紹介します。
シリ―ズとして生物や化学、数学にも入門精講シリーズはありますし、基礎問題、標準問題精講は現代文にもあるので、有名な問題集です。
新入試対応の方を紹介しますが問題が少し増えただけで改訂前と比べ、ものすごく変化したわけではないです。
では全体概要を見ていきましょう!
全体概要
全体概要はこちらです。(個人的感想)
項目 | 星の数 | 説明 |
難易度 | ★★★☆☆ | 入試における基礎的なレベルです。 |
到達度 | ★★★★☆ | 共通テストで60~70点狙えるようになります |
必要時間 | ★★★☆☆ | 296ページ程度です |
図の多さ | ★★★★☆ | 図をたくさん使用しています |
例題の数 | ★★★☆☆ | 105題あります。 |
有名度 | ★★★★☆ | このシリーズは有名です。 |
問題数は105題、ページ数は240ページです。
シリーズ
著者は違いますが、入門精講シリーズは数学や化学、生物も出されていますし、文系科目も出されています。
シリーズとしては基礎問題精講のほかに「入門問題精講」と「標準問題精講」、あと一応「思考力問題精講」というものも出ています。
しかしこれ、名前に注意してください。
「入門」といえば「超簡単」というイメージがありますがそんなことはありません。
さらに「標準問題精講」は名前からすると標準的な、普通のレベルの問題が出てくるかと思いきや、東大、東工大の問題をメインに取り入れています。
入門から基礎問にはつなげられますが、そこから標準問題精講にはスムーズにつながらないでしょう。
難易度
入試において基礎~やや難しいレベルが集まっています。
「基礎」イコール「簡単」ではありません。
教科書や授業で一通り勉強しただけの人にはやや難しいと思います。そのような人は入門問題精講に取り組みましょう!
レベルは模試で少なくとも60点を安定して超えられている人でなければ難しいでしょう。
しかし入試における典型問題を多く使用しています。
つまり、中堅~難関私立を目指す人にとっては落としたくない問題ばかりです。難問、奇問はないので全て解けるようになりたいですね!
解答は「精講」で考え方を学び「解説」で問題の説明をしてくれます。
精講は必要な用語の説明、難しいと感じるところは図を使って解説しているため、非常にわかりやすいです。
解説は簡単な式をできる限り省略しないで書かれているため、スムーズに読めます。
内容は「必須問題」と「実践問題」の2つがあります。
必須問題
必須基礎問題は共通テスト~中堅私立レベルです。模試で60点くらいとれていないと、この必須問題に取り組むのは難しいでしょう。(60点はあくまで目安)
同シリーズの入門問題精講を完璧にした人にとってはちょうど良い難易度です。
もし必須問題が難しいと感じるのであればもう少し優しい問題集から取り組んだ方が良いでしょう。
実践問題
一方実践問題はいわゆる中堅私立~難しめの私立レベルの問題が使われています。
ただし必須問題と違って解説はそこまで丁寧ではないですので、わからないところは先生に質問しましょう。
中堅私立を狙う人はここまでできれば十分です。後は過去問に取り組んでみましょう!
その他
旧版と何が変わったの?
旧版にくらべ変わった点は実験・考察問題が8題増えたことです。
これをプラスととらえて新しい新装版を買うか、古本屋やメルカリに出ている安い旧版を買うかはどちらでも良いと思います。
同じくらいのレベルの問題集は?
同じレベルの問題集として
などが挙げられます。
まとめ
今回は基礎問題精講を紹介しました。
入試物理の頻出問題を一通りカバーしていますのでぜひマスターしましょう!