今回は「らくらくマスター 物理基礎・物理(第5版)」を紹介します。
全体概要
全体概要は以下の通りです
項目 | 星の数 | 説明 |
難易度 | ★★☆☆☆ | 基礎メインに取り扱っています基本問題と共通テストレベルの例題の2種類があります |
到達度 | ★★★☆☆ | 個の問題集をマスターできれば共通テストで高得点が狙えます |
必要時間 | ★★★☆☆ | 287ページほどあります。 |
図の多さ | ★★☆☆☆ | 例題一つにつき図が一つは入っています |
例題の数 | ★★★★☆ | 基本問題141題。例題が158題。計299題 |
有名度 | ★★★★☆ | 1991年から出ている問題集です。多くの書店、通販サイトで手に入ります |
B6判 (マンガと同じ大きさです)
2色刷り
物理基礎と物理が区別されています
出版は河合塾物理科
基本問題141題、例題158題収録
計299題収録されています。
誰向け?
一冊目の問題集を探している人向けです。
全く物理を学んだことがない人には難しいと思います。
というのもこの「らくらくマスター 物理基礎・物理」には問題とその解答(解説)しかないためです。
参考書のようなわかりやすい説明があるわけでもなく、いきなり問題が始まるので全く物理を知らない人が取り組むのはきついです。
内容は下で説明しますが、本当に基礎的な問題を中心に取り扱っています。
そのため、物理の基礎固めをしたい人向けであると思います
内容について
全体
出版が河合塾物理科であるため、有名な参考書「物理のエッセンス」に似た問題が多く収録されています
基本問題はエッセンスと同じかやや簡単めに作られています。例題も同じで、エッセンスと同等かそれよりも少し優しめの問題が使われています。
マイヤーの法則や球面鏡の問題などが収録されていませんが、原子分野はしっかり取り扱っていますし、全体的に問題の幅が広いです。
基本問題
基本問題は本当に基本を取り扱っています。問題数は全部で141題です。
左ページに問題、右ページに解答があるため、レイアウトは分かりやすくなっています。
内容としましては基本的な用語の確認、基本的な公式だけで解ける問題ばかりです。
そのため、知っている、もしくはその物理現象を理解していれば、その場すぐに解くことができる問題ばかり載っています。
電車で通学しているときや、ちょっとした待ち時間などにガンガン進められますし、複雑な計算問題は載っていないため、ペンを持たなくても解けます。
しかし解説は少なめです。
分からなくなったときのために教科書や参考書を用意しておきましょう!
例題
公式をどのように使うか、応用していくかを身につけることが目標に作られています。
到達度としてはこの例題をマスターすることで共通テストの問題は十分解けるようになります。
先ほども書きましたがマイヤーの法則や球面鏡の問題など、一部取り扱っていない内容があるため、物理の基礎を完成させることはできませんが、全ての問題を解けるようになれば70~80点くらいは狙うことができると思います。
1問につき\(2\)~\(4\)くらいまで出題されますが問題文はそこまで長くないです。
まとめ
今回はらくらくマスターについて説明しました。
基礎の確認にぴったりな問題集です。
基本問題は手軽にできるのでちょっとした隙間時間にどうぞ!